「SHIMENAWA」導入について
ラベルでは伝えきれないワインの背景を、スマートフォンで届ける取り組みを始めました
坂城葡萄酒醸造では、SBIトレーサビリティ株式会社が提供する「SHIMENAWA」を活用し、ワインボトルに貼付したタグから、ワインに関する情報をご覧いただける取り組みを始めました。この取り組みについて、信濃毎日新聞にも掲載していただきました。
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SHIMENAWAとは
SHIMENAWAは、ワインボトルに貼ったタグをスマートフォンでかざすことで、そのワインに関する情報を確認できるサービスです。タグには固有IDが入っており、ワインの特徴、畑の情報、ヴィンテージ情報、生産背景など、こちらで設定した情報を表示することができます。
また、そのワインが本物であることを確認する「真贋証明」や、一度開封されたものかどうかを分かるようにする「開封検知」の仕組みも備えています。坂城葡萄酒醸造では、まず自社ショップで販売する「キャッツアイ2025」から導入し、今後は順次ほかのワインにも展開していく予定です。
ラベルだけでは伝えきれないもの
ワインには、ラベルだけでは伝えきれない情報がたくさんあります。どこの畑で育ったブドウなのか。どんなヴィンテージだったのか。どんな思いで造られたのか。なぜその価格になるのか。
一本のワインには、畑、気候、品種、造り手の判断、収穫までの時間、地域の風土など、さまざまな背景があります。今後は、文字情報だけでなく動画なども活用しながら、飲んでくださる方に畑や土地の空気、生産者の思いまで感じていただけるような発信もしていきたいと考えています。
生産者だけでなく、販売の現場にも必要な仕組み
ワインの背景をどう伝えるか。これは、私たち生産者だけでなく、酒販店、小売店、飲食店など、ワインをお客様に届ける現場全体の課題でもあります。
限られたラベルやPOPだけでは、ワインの魅力や価格の背景まで伝えきれない場面があります。一方で、ソムリエのような専門人材が、どこにでも十分にいるわけではありません。その結果、ワインは「難しいもの」と思われやすくなります。
特に日本ワインは、海外の量産ワインと比べると価格だけで見られ、「少し高い」と感じられてしまうこともあります。しかし、その価格の背景には、小規模な畑、手作業の多さ、日本の気候条件、そして地域でワインを造り続ける努力があります。SHIMENAWAは、そうした背景をお客様に分かりやすく届けるための、ひとつの手段になると考えています。
NAGANO WINE全体のブランディングへ
将来的には、個々のワイン情報だけでなく、NAGANO WINE全体の魅力を伝える共通ページのような役割も持たせられるのではないかと考えています。一本のワインをきっかけに、その造り手だけでなく、長野県全体のワイン産地としての魅力、気候や地形、品種、地域ごとの個性まで知っていただく。
そうした入口が増えていけば、NAGANO WINE全体のブランディングにもつながっていくはずです。私は信州ワインバレー構想推進協議会の会長として、坂城葡萄酒醸造だけでなく、NAGANO WINE全体の価値をどう高めていくかも大切な役割だと考えています。今回の取り組みが、NAGANO WINE全体のブランド価値向上にもつながっていくよう、これからも取り組んでまいります。
ご取材いただいた信濃毎日新聞社さま、今回の取り組みにご協力いただいているSBIトレーサビリティさま、関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。
ボトルを手に取った際には、ぜひスマートフォンをかざして、そのワインの背景ものぞいてみてください。
