9/7長野市ホクト文化ホールで行われる「第21回中小商工業全国交流研究集会」という会に出ます。

なにをするかというと、、、

全体会・基調講演「中小業者と地域政策の課題」

テーマA「小規模事業者と地域の持続的発展」のパネリストです。

https://www.zenshoren.or.jp/pdf/2019koryu.pdf

県の方からご紹介いただいたんですが、正直こちらの団体もこの会も知らなかったんです(;^ω^)

でも全国から1000人も来るんですってよ!すげ~な!
てか、どこで集客してるんだろう??どんな人たちがくるんだろう??

しかも、これに出るからって「全国商工新聞」にも載せてもらっちゃって

きちんとした会でのパネリストで自分みたいなもんの話で大丈夫か分かりませんが、せっかく出させていただくので、これまでやってきたことを話そうと思います。

テーマの「小規模事業者と地域の持続的発展」

そもそも“発展”というのは何を持ってか人それぞれだと思うのですが、僕が考える“発展”とは「自分たちのできることが増えるていくこと」だと思っています。

開業して来月でちょうど10年。
そもそも義弟と2人ではじめた1軒の小さなイタリア料理店が、今では飲食店3店舗とブドウ栽培~ワイン醸造まで広がり、その分仲間も増えて行った。

はじめはワインを造るなんて考えたこともなかったし、むしろ店舗を増やすことも考えていなかったんですが、いい出会いがあり、この人がいればコレができるっていうのが増えていっただけなんです。
うちの強みでもあるけれど、人の力が大きい。しかし逆にいうと「この人がいなければ何もできない」のが課題。
今感じているのは「やる」っていうのは覚悟さえ決めてしまえば簡単で、持続するのはすごく難しい。

どのお店も、もしシェフが怪我でもしたらお店を開けられない。
そして人が変わってしまえば、たとえ同じレシピでやっていても味が変わる。ホールスタッフにしても店の雰囲気が変わったりして、常連さんが何となく違うなぁと足が向かなくなることもある。
そこを越えて成長していけるお店作りをしていかなければいけないんだけど、これは時間がかかるんですよね。


それでも“発展”していきたい。

それは売り上げを伸ばしたいとかいうんじゃなく、やっぱり「自分たちのできることを増える」のが楽しい。

新しい仲間が増えて、年に1回か2回くらいしかできないけど、皆で集まって飲んで食べる時間ができる。

そして、もっと美味しい料理、美味しいワインをつくりたい!と、とにかく頑張る!!

そうやっていれば自分たちが食えるくらいのお客様は来てくれる。

一生懸命やって、楽しく生きていれば好きでいてくれる人もます。

たくさんの“好き”を集めるのは難しいからあまり広げすぎない。
料理やワインがが口に合わなかったり、接客の態度が悪く感じれちゃったり、もしかすると成澤の野郎がいけ好かないという方いるかもしれませんが、ぼくらみたいな小さな企業は応援してくれる方々をより大切して、何回も商品を買っていただき、何度もお店に来ていただける方を少しずつ増やしていきたい。
地域にしても、いきなり魅力のあるものが突然できるなんてないし、無理やり作ったとしてもやっぱり続かない。

志のある人間がそこに住み、やり続けるから文化になる。

結局、企業も地域も地道に、一生懸命、志を高く続けていくことが大切なんだみたいな、、、まとめてみたら精神論みたいな話くらいしかできないけどいいのかなぁ(;^ω^)(;^ω^)